…そのなかで,小原亀太郎(1886‐1945)はオーストリア学派と交流してみずから応用自然科としての商品鑑定学を樹立し,学界に多大の影響を与えた。そうしたなかで,ひとり商学的商品学の復興を主張し,小原と論争したのは上坂酉三(こうさかとりぞう)(1888‐1976)だった。なお,上坂は小原の没後(戦後)に,商品のアメリカ的研究であるマーチャンダイジングとドイツ的研究であるバーレンクンデとの融合を考えた〈第三商品学〉の構想を提示した。…
※「上坂酉三」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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