上小野村(読み)かみおのむら

日本歴史地名大系 「上小野村」の解説

上小野村
かみおのむら

[現在地名]柿崎町上小野

西は下小野村、東は初田はつた村と接し、南を柿崎川が流れる。文禄(一五九二―九六)頃の頸城郡絵図に「御料所此外九方分上小野村 上」とみえ、本納三八石五斗七升三合・縄高六一石二斗九升六合、家一一軒・三三人とある。正保国絵図に村名が記され、延宝七年(一六七九)の越州四郡高帳に高一二二石五斗余。天和三年郷帳では高一三一石四斗余。


上小野村
かみおのむら

[現在地名]南伊豆町上小野

下小野村の西、青野あおの川の中流域に位置する。中世は小野郷に含まれていたが、正保年間(一六四四―四八)に分村したという(増訂豆州志稿)。江戸時代の初めは幕府領、元禄一一年(一六九八)旗本天野領、一部は宝永五年(一七〇八)相模小田原藩領となったがその後上知され、安永六年(一七七七)再び小田原藩領、天明五年(一七八五)幕府領、文化八年(一八一一)旗本本多領となり幕末に至る(韮山町史)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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