上岸村(読み)かみぎしむら

日本歴史地名大系 「上岸村」の解説

上岸村
かみぎしむら

[現在地名]湯原町本庄ほんじよう 上岸

鉄山かねやま川の下流域に位置し、左岸では東は茅森かやもり村、北は玉田たまた村、右岸では東は三家みつえ村、西は小谷こだに村。寛永七年(一六三〇)の森忠政宛行状(黄薇古簡集)によると上岸村のうち一〇二石余などが、上坂主馬に与えられている。正保郷帳によれば田高五七石余・畑高二三石余、元禄一〇年(一六九七)の美作国郡村高辻帳によれば改出高四四石余・開高一六石余。領主交替仲間なかま村に同じ。元禄四年成立の「作陽誌」によると津山藩森氏時代の寛文五年(一六六五)に当村は安井やすい大月おおつき小谷石内いしうちの四ヵ村を合併して上岸村とした。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報