上島山村(読み)かみしまやまむら

日本歴史地名大系 「上島山村」の解説

上島山村
かみしまやまむら

[現在地名]西条市飯岡いいおか

現西条市の東南端にあり、現国道一一号沿いの南部平地と石鎚いしづち山脈の北部を含み、東西一里に及ぶ村。北隣の半田はんだ・下島山両村とともに、古代からの嶋山郷に属し、村名は郷名による(→下島山村。字野口のぐちから字戻川もどりかわにかけての高さ二〇―三五メートルの台地面に条里制が分布している。

慶長八年(一六〇三)八月二一日付、松山藩の足立半右衛門の花押のある新居郡上島山村当請米事(三並和夫氏蔵)によれば、八五石五斗の米、九石一斗七升の大豆、七石三斗六升の小豆、一石一斗二升四合の胡麻、一九石一斗五升の蕎、一二石七升の稗、四石六合の大麦年貢として徴収されていることが知られる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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