上成松村(読み)あげなりまつむら

日本歴史地名大系 「上成松村」の解説

上成松村
あげなりまつむら

[現在地名]氷上町上成松

東端を葛野かどの川が流れ南は黒田くろだ村。但馬への道が通る。「丹波志」は東対岸の西中にしなか村を枝村とする。中世成松の遺称地。慶長三年(一五九八)織田信包(柏原藩)領となる。正保郷帳に村名がみえ田高五三六石余・畠高八五石余、日損・水損少しあり。同藩領。慶安三年(一六五〇)幕府領、元禄八年(一六九五)近江山上藩領となり(「寛政重修諸家譜」など)、国立史料館本元禄郷帳では同藩領。同一二年の山役四石余・小物成二石余(「氷上郡郷村明細帳」氷上郡志)。「丹波志」でも同藩領で、家数四〇余。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android