日本歴史地名大系 「上杉沢遺跡」の解説 上杉沢遺跡かみすぎさわいせき 岩手県:二戸郡浄法寺町杉沢村上杉沢遺跡[現在地名]二戸市浄法寺 上杉沢安比(あつぴ)川の支流である太田(おおた)川沿いの標高三一〇メートルの独立段丘上にあり、平成八年(一九九六)から同一一年にわたって調査された。縄文時代晩期前葉から後葉まで継続する集落で、中央部に配石遺構があり、その周辺に土壙墓群、さらに外側に掘立柱建物跡が配置され、縁辺部には竪穴住居跡が環状に巡る。西側の緩斜面には貯蔵穴群が配置され、北側斜面と遺跡の東端が遺物包含層となっている。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報