上条北割村(読み)かみじようきたのわりむら

日本歴史地名大系 「上条北割村」の解説

上条北割村
かみじようきたのわりむら

[現在地名]韮崎市旭町上条北割あさひまちかみじようきたわり

甘利あまり沢を挟んで鍋山なべやま村の南、釜無川の右岸段丘上に位置する。かつての甘利庄の北西部を占め、地名は同庄を上・下に区分し、さらに上分を北・中・南・東に分割したときにその北分にあたったためと伝える。集落は甘利沢の渓口集落で甘利山山口番所があった山口やまぐち、山口の枝村で山口新田と称されたという北原きたばら、鋳物師集落であったとされる鋳物師屋いもじや八幡宮(現八幡神社)の下の意で、甘利氏居館の根古屋とされる宮下みやのしたの四つからなる。慶長六年(一六〇一)検地帳(六冊のうち一冊を欠く、県立図書館蔵)が残される。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android