上森山村(読み)かみもりやまむら

日本歴史地名大系 「上森山村」の解説

上森山村
かみもりやまむら

[現在地名]田主丸町地徳ちとく

善院ぜい村の東に位置する。山辺やまべ往還の南にあって御立藪が描かれ、山腹には御立雑木山がある。耕地は当村と下森山村分が山麓から巨瀬こせ川左岸まで交互に入組んでいる(上三郡絵図)。本高は一一八石余(元禄国絵図)。「在方諸覚書」では古高一九〇石・役高二〇四石。享保一二年(一七二七)の夏物成は大麦三石五斗余・小麦一石七斗余・菜種五斗余(「本地夏物成帳」中村家文書)。寛政元年(一七八九)の撫斗代五斗三升、人数六八、馬五(上三郡取調手鑑)。享和二年(一八〇二)の春免高帳では高二〇七石、文化四年(一八〇七)の畝付帳では本田一三町四反余・開田一畝余・畑田三反余・畑六町四反余。旧高旧領取調帳では高二〇七石余。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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