日本歴史地名大系 「上泉川村」の解説 上泉川村かみいずみかわむら 愛媛県:新居浜市上泉川村[現在地名]新居浜市喜光地(きこうじ)町一丁目・上泉町・星原(ほしばら)町・外山(とやま)町・松原(まつばら)町・西喜光地(にしきこうじ)町・松木(まつぎ)町・寿(ことぶき)町・泉川国領(こくりよう)川が村の中央を北流し、東部に郷山(ごうやま)丘陵が横たわるほかは、すべて平坦地である。西は尻無(しりなし)川で限り、北は下泉川村に接する。もと別名(べつみよう)村と称した。正安二年(一三〇〇)六月二九日の「嘉禎御検注目録定」(高野山文書宝簡集八)にみえる「ニイノ庄」(→新居庄)が、村内字東城(とうじよう)(条)付近にあったと推定される。また、建武四年(一三三七)六月五日の足利尊氏寄進状(石清水文書)の中に、石清水(いわしみず)八幡宮の安居頭料所として寄進された「井於別名」がみえる。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by