上牟田口村(読み)かみむたぐちむら

日本歴史地名大系 「上牟田口村」の解説

上牟田口村
かみむたぐちむら

[現在地名]大木町上牟田口

上木佐木かみきさき村の南、花宗はなむね川右岸にある。西は下牟田口村(現大川市)久留米柳川往還が通る。中世三潴庄のうち。近世中期まで下牟田口村とともに牟田口村一村で把握された。牟田口村の本高は二千二二二石余(元禄国絵図)。「在方諸覚書」には上・下の牟田口村の内訳が記され、上牟田口村の古高一千一七〇石・役高八五七石。享和二年(一八〇二)の春免高帳では高八五七石。文化四年(一八〇七)の畝付帳では本田四六町二反余・開田九反余・畑九反余・居屋敷七反余。旧高旧領取調帳の高一千一九七石余。久留米柳川往還沿いに在郷町金屋かなや町がある。「啓忘録抜萃」によると家数三、町数二〇間。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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