日本歴史地名大系 「上神路村」の解説
上神路村
かみかんじむら
[現在地名]大和町古道
中神路村の北東、神路川の上流の山間地にある。慶長郷帳ではかんじ村の内。正保郷帳では田方二九石余・畑方六七石余。寛文五年(一六六五)の内検野帳写および名寄帳(西念寺文書)が残る。年貢率が定免から検見法に変わり、元禄五年(一六九二)には実際の検見による収穫高六五石余に対し、定米高三〇石余であった(「免定」同文書)。しかし同一二年には定免法に復している。宝暦四年(一七五四)の村明細帳(大和村史)によれば、高持百姓九、寺一、人数七八、うち僧二、馬九。同六年の郡上郡村高覚帳(鈴木文書)では高六六石余、家数九。安永二年(一七七三)の郡上領留記(大西文書)によれば、橋一・井水一八・御立山一。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報