上秋間村
かみあきまむら
[現在地名]安中市東上秋間・西上秋間
中秋間村の西に位置し、精巧な横穴式石室をもつ磯貝塚古墳、二軒茶屋古墳がある。郷村帳類には上秋間村一村として記されるが、実質的には東・西に分れていた。「寛文朱印留」には上秋間村とみえ安中藩領。寛文郷帳では田方三八八石余・畑方五三〇石余。江戸後期の御改革組合村高帳では高一千三三一石、旗本米倉領(家数二六八)。元禄郷帳によるとこの高のほかに安中宿大泉寺領一石余、上野尻村妙光院領二六石余があった。天保六年(一八三五)の「秋間志」には西郷(西上秋間)五一八石余、東郷(東上秋間)八一二石余とある。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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