上総英郎(読み)カズサ ヒデオ

20世紀日本人名事典 「上総英郎」の解説

上総 英郎
カズサ ヒデオ

昭和・平成期の文芸評論家 元・二松学舎大学文学部国文学科教授。



生年
昭和6(1931)年1月1日

没年
平成13(2001)年7月21日

出生地
広島県広島市

本名
中村 宏(ナカムラ ヒロシ)

学歴〔年〕
早稲田大学大学院フランス文学専攻〔昭和33年〕修士課程修了

経歴
昭和34〜55年横浜市立高等学校教師、56年フェリス女子短期大学非常勤講師、57年二松学舎大学非常勤講師、58年専任講師、61年助教授を経て、63年教授。戦後のカトリック作家の文芸評論を手掛ける一方、歌舞伎評論でも活躍した。著書に「原初光景」「虚空のうちなる本性」「遠藤周作論」「教師のための文章入門」「歌舞伎通」「内なる軌跡―七人の作家達」「閃光の記憶から」、訳書モーリヤック「火の河」「イエス生涯」など。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「上総英郎」の解説

上総英郎 かずさ-ひでお

1931-2001 昭和後期-平成時代の文芸評論家。
昭和6年1月1日生まれ。同人誌「文学共和国」にくわわり,のち「三田文学」を中心に活動する。高校教師,女子短大講師などをへて,昭和63年二松学舎大教授。平成13年7月21日死去。70歳。広島県出身。早大卒。本名は中村宏。著作に「原初の光景」「遠藤周作論」「「太平記幻想」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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