上羽太村(読み)かみはぶとむら

日本歴史地名大系 「上羽太村」の解説

上羽太村
かみはぶとむら

[現在地名]西郷村羽太はぶと

真名子まなご川流域の河岸段丘上にあり、南東は下羽太村、北西は真名子新田村。本村の北西一六町四五間に端村虫笠むしかさがある。本村のうちに新田・蛭沢・中羽太・関矢せきや地名がある(白河風土記)。宝永四年(一七〇七)羽太村が上・下に分村した。白河藩領で、慶応二年(一八六六)以後幕府領。文化年間(一八〇四―一八)の白川郡内二万石分村高(福島県史)では高七〇一石余・免三ツ七歩八厘。同じ頃の家数は本村二四・虫笠二三(白河風土記)。文政七年(一八二四)の村明細帳(西郷村史資料集)によれば、本田高四二七石余・古新田高一九石余、改出高二五三石余、田方二五町九反余・畑方一〇町七反余、家数四六(うち山伏一)、人数男一一九・女一一七、農業のほかには「奥山江薪採炭焼葭萱ヲ苅」るなどをした。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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