上藤島村(読み)かみふじしまむら

日本歴史地名大系 「上藤島村」の解説

上藤島村
かみふじしまむら

[現在地名]藤島町上藤島

東を藤島川が北流し、南は東渡前ひがしわたまえ村・西渡前村。古くは藤島村と一村だったが、同川の洪水により分離されたといわれる(藤島町史)。江戸街道と備中街道が合流し、一里塚が設けられ、文政六年(一八二三)建立道標もある。永和四年(一三七八)正月二六日の年紀をもつ大般若経写経裏書(田川八幡神社文書)に「上藤島六所宮後称名寺」とみえる。元和八年(一六二二)以後庄内藩領、同年の酒井氏知行目録では高三五二石余、ほかに六所ろくしよ神領七石余(同年庄内寺社領目録)。寛永元年庄内高辻帳では高四九二石余。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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