日本歴史地名大系 「備中街道」の解説 備中街道びつちゆうかいどう 山形県:鶴岡市備中街道大山(おおやま)村の北端で浜(はま)街道から分れ、東へ向かい、播磨京田(はりまきようでん)村を経て横山(よこやま)渡で赤(あか)川を渡り、横山村(現東田川郡三川町)に入って横内(よこうち)村(現同上)をかすめ、上藤島(かみふじしま)村(同郡藤島町)六所(ろくしよ)神社の西で江戸街道に入る街道で、横山村で酒田街道と交差する。寛文四年(一六六四)藩主酒井忠解が大山に初入部した際、「此日(七月一二日)、酒井備中守様江戸より御下着、八ツ時分鶴岡御通行、大山江御着」(大泉紀年)とあり、江戸街道を経て鶴ヶ岡城下に入り、大山街道を通って大山村に入っている。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報