上裳(読み)ウワモ

デジタル大辞泉 「上裳」の意味・読み・例文・類語

うわ‐も〔うは‐〕【上×裳/×褶/×裳】

律令制礼服らいふくで、下半身にまとうの一。男子はかまの上に、女子下裳に重ねてつけた。ひらみ。しびら。うわみ。

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精選版 日本国語大辞典 「上裳」の意味・読み・例文・類語

うわ‐もうは‥【上裳】

  1. 〘 名詞 〙 男は袴(はかま)の上、女は下裳(したも)の上に着る裳。男は推古朝まで用いたが、女はさらに続けて用い平安時代に入ると上裳、下裳の別はなくなった。しびら。うわみ。⇔下裳
    1. [初出の実例]「沓(くつ)買はば 線鞋(せんがい)の 細底(ほそしき)を買へ さし履きて 宇波毛(ウハモ)とり着て 宮路かよはむ」(出典催馬楽(7C後‐8C)貫河)

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