下裳(読み)シタモ

精選版 日本国語大辞典 「下裳」の意味・読み・例文・類語

した‐も【下裳】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 古代女子重ねの裳の際に下につける裳をいう。
    1. [初出の実例]「わが門に わが門に 表裳の裾ぬれ 之太毛(シタモ)の裾ぬれ 朝菜摘み 夕菜摘み」(出典催馬楽(7C後‐8C)我が門に)
  3. 入浴する際、腰に巻きつける布帛湯具。また、腰巻き。ゆもじ。〔書陵部本名義抄(1081頃)〕
    1. [初出の実例]「御したも 下裳とかく」(出典:后宮名目抄(14C頃)(古事類苑・器用一一))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む