線鞋(読み)センガイ

デジタル大辞泉 「線鞋」の意味・読み・例文・類語

せん‐がい【線×鞋】

布帛ふはく製の、ひもで締めて履くくつ奈良平安時代女性子供が用いた。

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精選版 日本国語大辞典 「線鞋」の意味・読み・例文・類語

せん‐がい【線鞋】

  1. 〘 名詞 〙 布帛製の、ひもでしめてはく沓(くつ)刺繍(ししゅう)を加えたのを繍線鞋という。中古婦人童子が用いた。せんがいのくつ。せにかい。
    1. [初出の実例]「沓買はば 千加伊(せんカイ)の 細底(ほそしき)を買へ さし履きて 表裳(うはも)とり着て 宮路(みやぢ)かよはむ」(出典催馬楽(7C後‐8C)貫河)
    2. [その他の文献]〔新唐書‐車服志〕

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普及版 字通 「線鞋」の読み・字形・画数・意味

【線鞋】せんあい

紐つきの履。

字通「線」の項目を見る

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