上赤岩村(読み)かみあかいわむら

日本歴史地名大系 「上赤岩村」の解説

上赤岩村
かみあかいわむら

[現在地名]松伏町上赤岩・ゆめみ二丁目

松伏村の南東に位置する。南東に下赤岩村が続き、両赤岩村の南端古利根川が流れる。中世には両赤岩村の地域は赤岩郷とよばれ、下河辺しもこうべ庄に含まれていた。寛永二年(一六二五)一〇月の年貢割付状(飯島家文書、以下断りのない限り同文書)は赤岩村として出されており、上田七町九反余(六斗五升取)、上畑一四町四反余(うち二反余井堀・八〇文取)・中畑一一町余(うち二反井堀・六五文取)・下畑三〇町八反余(うち一町一反余井堀・五〇文取)・同二町五反(二五文取)、屋敷二町四反余(一〇〇文取)。ほかに新田分が上田四町九反余・中田一五町三反余・下田五三町四反余、下畑八反余があり、さらに新々田が相当ある。その後同六年までに二村に分割され、同年一一月の上赤岩村年貢割付状によると上田七町二反余(六斗取)・中田一〇町六反余(七町六反余は五斗取、三町は二斗取)・下田三二町余(二四町八反余は三斗五廾取、六町二反は一斗取)、上畑七町八反余(八〇文取)・中畑五町二反余(六〇文取)・下畑一六町九反余(五〇文取)、屋敷一町四反余(一〇〇文取)、ほかに新々田分が上田六町四反余(五斗取)・中田六町余(四斗取)・下田四二町八反余(うち九町は荒、二一町七反余は三斗取、一二町一反余は一斗取)、上畑一町一反余(七〇文取)・中畑二町四反余(六〇文取)・下畑一町二反余(六反は三〇文取、六反余は一〇文取)、屋敷八反余(五〇文取)があり、年貢高の総計は三一四石五斗余と永二二貫二七八文であった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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