最新 地学事典 「上里植物群」の解説
かみさとしょくぶつぐん
上里植物群
Kamisato Flora
北海道東部津別町上里周辺に分布する上里層群里見層から産出する中新世後期〜鮮新世の化石植物群。カバノキ科のミヤマハンノキに比較される種(Alnus cf. crispa)の多産によって特徴づけられる。落葉広葉樹を主とし,常緑針葉樹とイネ科草本が混交した組成を示す。構成種の近似現生種は温帯〜亜寒帯に分布するが,アスナロ属・ブナ属・カエデ属の種のように,現在の北海道東部には分布しない要素も含む。参考文献:植村和彦ほか(2019) 知床博物館研究報告,41号
執筆者:塚腰 実
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

