上野幾子(読み)うえの いくこ

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「上野幾子」の解説

上野幾子 うえの-いくこ

1856-1908 明治時代,上野景範(かげのり)の妻。
安政3年8月29日生まれ。特命全権公使としてロンドンに在住している夫の元へいき,外交官夫人として活躍イギリスに発注した日本海軍最初の甲鉄艦に「扶桑(ふそう)」と命名し,進水式では女王をつとめた。明治21年夫と死別後,小松宮家の御用係となった。明治41年8月12日死去。53歳。旧姓は八木岡。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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