上長木村(読み)かみながきむら

日本歴史地名大系 「上長木村」の解説

上長木村
かみながきむら

[現在地名]佐和田町上長木・長木ながき

石田いしだ川左岸、二宮にくう丘陵が平野に延び出た先端部にある。南は下長木村、西は石田村、北は市野沢いちのさわ村、東は上矢馳かみやばせ村。中世は下長木村とともに長木郷を称し、集落は金丸かなまる(現真野町)付近の低地にあったと推定される。村内には明治二一年(一八八八)の土地台帳絵図(上長木区有)の地名によると、宮田・馬上免・ちご田・向坊などの宗教関係地名がある。ほかに、はん作り・川茂作り・かん作りなどの作人名を付した地名もみられる。「佐州巡村記」では田二二町九反余・畑三町八反余で取米合計一七八石九斗余。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android