上阿久津村(読み)かみあくつむら

日本歴史地名大系 「上阿久津村」の解説

上阿久津村
かみあくつむら

[現在地名]氏家町上阿久津、高根沢たかねざわ町上阿久津

氏家村の南、鬼怒川左岸に位置し、対岸白沢しらさわ宿(現河内郡河内町)とを結ぶ奥州街道の渡船場がある。阿久津河岸が設けられ、賑いをみせた。今宮祭祀録(西導寺蔵)によると、応永二〇年(一四一三)より天正七年(一五七九)にかけ上阿久津郷の阿久津五郎・岡本但馬守などが今宮いまみや神社祭礼の頭役を勤めている。古くは鬼怒川に沿って集落があったが、洪水を避けて東の宝積寺ほうしやくじ台地に移転したという(地誌取調)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

グレーゾーン解消制度

個々の企業が新事業を始める場合に、なんらかの規制に該当するかどうかを事前に確認できる制度。2014年(平成26)施行の産業競争力強化法に基づき導入された。企業ごとに事業所管省庁へ申請し、関係省庁と調整...

グレーゾーン解消制度の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android