下伊福村
しもいふくむら
[現在地名]岡山市下伊福一―二丁目・昭和町・寿町・富町一―二丁目・奉還町三―四丁目・三門東町・三門中町・三門西町・岩井宮裏・関西町・葵町・岩井一―二丁目・下伊福上町・下伊福本町・下伊福西町・西崎本町・西崎一―二丁目
東は上出石村、南は島田村・高柳村、北の上伊福村との境付近を山陽道が通り、街道に沿って東から、本村(街道南側)、枝村の三門(街道北側)・西崎(街道南側)と並び、街道が北へ向きをかえ万成村へ抜ける手前、街道東側に枝村の国守が位置する。寛永備前国絵図では高一千七五七石余、ほかに当村の内として石井寺(高付なし)の名がみえる。正保郷帳は枝村三門・石井寺・国守・西崎をあげ、「備陽記」はほかに枝村として富を掲げるものの、石井寺・富については記事を欠く。同書によると本村は田畠四一町二反余、家数五四・人数二八〇、三門は田畠二二町四反余、家数四一・人数二〇二、西崎は田畠一八町七反余、家数二六・人数四三、国守は田畠一八町余、家数四二・人数二六六。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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