日本歴史地名大系 「下川下村」の解説 下川下村しもがわしもむら 和歌山県:西牟婁郡大塔村下川下村[現在地名]大塔村下川下北は平瀬(ひらせ)村、南は向山(むかいやま)村・大谷(おおたに)村、東は下川上村。日置(ひき)川とその支流安(やす)川の合流点に位置する山間集落。慶長検地高目録ではのちの下川上村の地とともに「下川村」として記される。天保郷帳では二村に分れ、下川下村は一七〇石余。同帳によると小名竹又(たけのまた)はかつて一村を形成していた。四番組に属し、「続風土記」によると家数一三七、人数三八四。日置川流域の向山村の上流に位置しているが、近世は河流に沿った道がなく、大谷村を経て半作(はんさ)峠を越える山道と伏兎尾(ふどお)峠を越え深谷(ふかたに)村に至る山道が通じていた。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by