日本歴史地名大系 「下市萱村」の解説 下市萱村しもいちがやむら 福島県:いわき市旧三和村地区下市萱村[現在地名]いわき市三和町下市萱(みわまちしもいちがや)好間(よしま)川が南東流し、上流は上市萱村、下流は中寺(なかでら)村、北は字根古屋(ねごや)より山越えで指塩(さいそ)村。家々は山を背に南面して建てられ、耕地が前に広がる。一萱・一ノ萱とも記される。もと沢渡(さわたり)村、のち中寺村のうちで、正保(一六四四―四八)以降、元禄年間(一六八八―一七〇四)までに分村した。磐前(いわさき)郡に属した。近世の領主の変遷は磐城平藩領から寛永一一年(一六三四)泉藩領、元禄一五年幕府領、寛延二年(一七四九)常陸笠間藩領、安永六年(一七七七)幕府領、翌七年磐城平藩預、寛政二年(一七九〇)以降笠間藩領。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by