下情(読み)カジョウ

デジタル大辞泉 「下情」の意味・読み・例文・類語

か‐じょう〔‐ジヤウ〕【下情】

一般の民衆実情庶民生活のようす。「下情に通じる」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「下情」の意味・読み・例文・類語

か‐じょう‥ジャウ【下情】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 下の階層事情為政者などから見た庶民の実情。
    1. [初出の実例]「沙門菩提等不下情」(出典続日本紀‐天平宝字二年(758)八月庚子)
    2. 「圧制の根本は、上意は下に通ぜず、下情は上に達せざるより生ずるに注目すれば」(出典:地方官会議日誌‐一五・明治八年(1875)七月八日)
    3. [その他の文献]〔管子‐明法〕
  3. 劣った心。自分の心や気持を卑下していう。
    1. [初出の実例]「文詩並麗妙、下情拙目、眩此光彩」(出典:須賀直見宛本居宣長書簡‐明和元年(1764)七月某日)

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