下手回し(読み)シタテマワシ

デジタル大辞泉 「下手回し」の意味・読み・例文・類語

したて‐まわし〔‐まはし〕【下手回し】

相撲で、下手で相手のまわしをつかむこと。また、そのまわし。
帆船の運用法の一。逆風帆走の際に、帆とかじ操作船首風下側に回し、風を受けるげんを変えて針路を変更すること。

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精選版 日本国語大辞典 「下手回し」の意味・読み・例文・類語

したて‐まわし‥まはし【下手廻】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 帆船の回頭法の一種。逆風でまぎり走りをしているとき、舵と帆を操作して船首を風下に落として風を反対側の舷に受け変える方法
  3. 相撲で、相手の腕の下に差し込んだ手でつかんだ相手のまわし。
    1. [初出の実例]「立上るや、常陸は手早く左を差し、下手廻(シタテマハシ)を取り」(出典:相撲講話(1919)〈日本青年教育会〉常陸山、梅ケ谷時代の壮観)

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