下拵(読み)したごしらえ

精選版 日本国語大辞典 「下拵」の意味・読み・例文・類語

した‐ごしらえ ‥ごしらへ【下拵】

〘名〙
① 前もって準備しておくこと。したぐみ。下準備。下作り。
談義本・教訓雑長持(1752)一「近年中風の下拵(シタゴシラヘ)にや、両足(そく)ふらふらとして、からくり人形歩行(あるく)やうなれば」
※内地雑居未来之夢(1886)〈坪内逍遙緒言舞台准備(シタゴシラへ)ととのはざるにや」
② 本格的に作る前にあらかじめ材料に手を加えておくこと。
※台に載る(1965)〈河野多恵子〉「夕食下拵え(シタゴシラエ)だけしておいて」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android