下横倉村（読み）しもよこくらむら

日本歴史地名大系

下横倉村
しもよこくらむら

• 栃木県：宇都宮市
• 下横倉村

[現在地名]宇都宮市下横倉町

南は横山（よこやま）村、西は上金井（かみかない）村・下金井村、南北に長く、東部に山地が多い。近世を通じ宇都宮藩領。寛永一七年（一六四〇）の新田改帳（礒野元作文書）があり、下田合計五反四畝余（一反につき七斗代）・下畑合計一町六反二畝余（一反につき三斗四升代）。慶安郷帳に田方二三四石余・畑方三四石余とある。元禄九年（一六九六）徳次郎（とくじら）宿大助郷一八ヵ村の一つとなる（「徳次郎宿助郷帳」柿沼渉文書）。同一四年の御道上山並竹木地付林書上帳（礒野元作文書）によれば、長さ二〇〇間・横四二間の松木立の道上林があり、そのほかに居屋敷・藪・から竹間竹は約九二五本、屋敷廻り其外木数は約二七〇本、地付林が三九ヵ所にある。

出典　平凡社「日本歴史地名大系」