下氷村(読み)しもひがのむら

日本歴史地名大系 「下氷村」の解説

下氷
しもひがのむら

[現在地名]長野市稲里町いなさとまち 下氷鉋しもひがの

川中島平の中心部、松代道(現長野―真田線)に沿う村。東は大塚おおつか村・小島田おしまだ村、西は中氷村、南は広田ひろだ村、北は青木島あおきじま村に接する。

和名抄」更級郡九郷の中に「氷」があり、「延喜式」神名帳にみえる氷斗売神社がこの地に比定されている。長享二年(一四八八)、諏訪社下社の春秋之宮造宮之次第には「御瑞籬四拾三間之内弐間 氷」とあり、永禄一〇年(一五六七)武田信玄宛行状(武文書)には「比賀野郷之内 参百貫文」とあってこの地を「比賀之郷」といい、元亀三年(一五七二)唯念寺門徒誓詞案(唯念寺文書)には「信州更級郡氷鉋村唯念寺門徒」とあって、唯念ゆいねん寺のある上氷も氷鉋村となっている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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