日本歴史地名大系 「下牧野村」の解説
下牧野村
しもまきのむら
[現在地名]高岡市下牧野・吉久 一丁目・同三丁目・富岡町
庄川右岸に位置。南は上牧野村。地名の由来はかつて牧場の地であったためという(越中志徴)。正保郷帳では高四六〇石余、田方一六町三反余・畑方一四町三反余、新田高二八七石余。寛文一〇年(一六七〇)の村御印の草高一千三三四石・免四ツ八歩、小物成は猟船櫂役出来一〇匁(三箇国高物成帳)。天明六年(一七八六)の草高一千一七〇石余、うち手上高として明暦二年(一六五六)一三五石、寛文元年三〇石、享保八年(一七二三)一六石、同一七年八石、寛保二年(一七四二)八石、明和八年(一七七一)四石、ほかに元禄九年(一六九六)に川崩れ検地引高二〇〇石がある(「高免等書上帳」折橋家文書)。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報