日本歴史地名大系 「下生井村」の解説 下生井村しもなまいむら 栃木県:小山市下生井村[現在地名]小山市下生井南西流する思(おもい)川・与良(よら)川が渡良瀬川に合流する地点にあり、堤防に囲まれた低湿地で水塚を築いて生活を守った。天正一二年(一五八四)八月二一日の結城晴朝禁制(池沢文書)に「上なまゐ・下生井」とみえる。都賀(つが)郡に属し、近世を通じて下総古河藩領。慶安郷帳では畑のみの六三四石余で、ほかに桜源(おうげん)寺(現真言宗豊山派)領二石余がある。元和九年(一六二三)古河藩永井直勝、寛文五年(一六六五)同藩土井利重の地詰検地が確認でき、前者の検地帳(池沢清文書)では「都賀郡小山庄」、後者の検地帳(同文書)では「寒川郡小山庄」とある。文化一二年(一八一五)の家数一八五・人数七二〇(「人別書上帳」岩下久彦文書)。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by