下生野村(読み)しもいくのむら

日本歴史地名大系 「下生野村」の解説

下生野村
しもいくのむら

[現在地名]生坂村下生野

松本藩領麻績おみ組(のち川手かわて組)の一村で、さい川右岸に発達した村。上生坂村の南、小立野おだつの村の北に位置する。

小立野村と同様、日岐ひき郷から寛永三年(一六二六)高分れし、同一九年の信州松本御領分村々高附帳に七一石六斗八升二合とある。「信府統記」に「御朱印高九十一石四升」、享保九年(一七二四)当時の石高は一六三石七斗五升九合とあり、そのうち田はわずかに一石三斗五升五合、畑は一四六石一斗六升、寛文年間(一六六一―七三)の田は二段七畝二〇歩、畑四〇町九段七畝三歩である。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android