下豊松村(読み)しもとよまつむら

日本歴史地名大系 「下豊松村」の解説

下豊松村
しもとよまつむら

[現在地名]豊松村下豊松

上豊松村の北東に位置し、中世以来豊松の中心地。ふたごやま古墳を中心とする数基の古墳群があり、また当地方の総氏神であったと伝える鶴岡つるがおか八幡宮鎮座、その鳥居前に中世から市が開かれていたと伝え、四日市よつかいちの地名が残る。近世の下豊松村は元和五年(一六一九)備後国知行帳にみえる豊松村が上下に分離して成立(→上豊松村、元禄一三年(一七〇〇)備前検地で高七一七石余となった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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