下長磯村(読み)しもながいそむら

日本歴史地名大系 「下長磯村」の解説

下長磯村
しもながいそむら

[現在地名]前橋市下長磯町

北は上長磯村桃木もものき川対岸の北は女屋おなや村、東は小島田こじまた村と笂井うつぼい村、南は清水しみず川で下大島しもおおしま村に対する。地勢は平坦で、あずま道が通る。もとは上長磯村と一村であった。寛文郷帳では長磯村、元禄郷帳に下長磯村とあり、高四九一石四斗余とある。天明二年(一七八二)の前橋藩領村々明細(井田文書)によれば、田一六町九反余・畑一五町七反余、家数七六、男一六〇・女一三五、うち下男七、馬二一。天保七年(一八三六)の前橋領内質屋一覧では一名の名前が記される(関家御用日記「下川淵村誌」所収)。明治一〇年(一八七七)頃の田反別二九町一反余・畑反別一七町二反余、民業は「男農桑ヲ業トスル者五十四戸、女縫織養蚕ヲ業トスル者四十八人」で、牡馬三二。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android