下顎前突症(読み)かがくぜんとつしょう(その他表記)mandibular protrusion

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「下顎前突症」の意味・わかりやすい解説

下顎前突症
かがくぜんとつしょう
mandibular protrusion

反対咬合ともいう。不正咬合の一種。発育,遺伝,外傷などの原因で,上下顎骨の成長に不均衡が生じ,下顎が上顎に比べて過大になる状態をいう。したがって,正常の咬合関係と反対に,下顎の歯が上顎の歯より外方で噛み合う。顔貌もこれに応じて下顎部,オトガイ部が突出し,いわゆる受け口状になる。学問的には,単なる前歯の傾斜に起因するもののほか,下顎が過成長の場合と,逆に上顎が劣成長の場合とがあり,後者は上顎後退症という。唇顎口蓋裂患者もこれに属する。軽度の場合は歯科矯正のみで治療できるが,中等度以上では下顎骨を切開するか,一部切除して後方へずらす手術を行い,咬合および審美的回復をはかる。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

ノーベルがスウェーデンアカデミーに寄付した遺産を基金とする世界的な賞。1901年以降行われ、毎年、物理学・化学・生理学および医学・文学・平和・経済学の6部門において、顕著な功績のあった人に授与される。...

ノーベル賞の用語解説を読む