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下顎前突症 かがくぜんとつしょうmandibular protrusion

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

下顎前突症
かがくぜんとつしょう
mandibular protrusion

反対咬合ともいう。不正咬合の一種。発育,遺伝,外傷などの原因で,上下顎骨の成長に不均衡が生じ,下顎が上顎に比べて過大になる状態をいう。したがって,正常の咬合関係と反対に,下顎の歯が上顎の歯より外方で噛み合う。顔貌もこれに応じて下顎部,オトガイ部が突出し,いわゆる受け口状になる。学問的には,単なる前歯の傾斜に起因するもののほか,下顎が過成長の場合と,逆に上顎が劣成長の場合とがあり,後者は上顎後退症という。唇顎口蓋裂患者もこれに属する。軽度の場合は歯科矯正のみで治療できるが,中等度以上では下顎骨を切開するか,一部切除して後方へずらす手術を行い,咬合および審美的回復をはかる。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について | 情報

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