げた‐ばき【下駄履・下駄穿】
- 〘 名詞 〙
- ① 下駄をはくこと。下駄をはいていること。
- [初出の実例]「唯だ一度見たるに過ぎざるが或工場の寄宿舎の廊下、下駄穿きにて往来する処ありたり」(出典:日本の下層社会(1899)〈横山源之助〉四)
- ② 印刷の校正刷りで、所要の活字がない場合、その部分に下駄の歯形の伏せ字を入れること。また、その入れたもの。→下駄②。
- ③ 水上飛行機にフロート(浮舟)がついていること。
- ④ 下の階が商店や事務所で、上層階が住宅となっていること。
- [初出の実例]「このビルは階下がこまぎれになった下駄履き式の店になっている」(出典:黒い穽(1961)〈水上勉〉一)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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