下高町村(読み)しもたかまちむら

日本歴史地名大系 「下高町村」の解説

下高町村
しもたかまちむら

[現在地名]刈羽村下高町

東は上高町村、西は砂丘を越えて荒浜あらはま(現柏崎市)、南は正明寺しようみようじ村、北東割町わりまち新田に接する。康安二年(一三六二)二月九日の藤原為顕寄進状并上杉憲栄安堵状(善照寺文書)によると、藤原為顕重代相伝地より「原田保内竹町分」の田八〇苅が原田正寿はらだしようじゆ寺に寄進され、上杉憲栄に安堵された。寛正二年(一四六一)六月一二日の斎藤清信田地売券写(同文書)では、当時刈羽の船丸ふなもうるにあった善照ぜんしよう寺の住持増珎が赤田あかだの斎藤清信から買取った地に「道金名田四分一、并野やち共ニ在所竹町」がみえる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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