日本歴史地名大系 「下麦口村」の解説 下麦口村しもむがくちむら 石川県:小松市旧能美郡地区下麦口村[現在地名]小松市麦口町(むぎくちまち)滓上(かすかみ)川の上流、麦(むぎ)ヶ谷の下手にあるための村名で、北西は原(はら)村。麦口(むがくち)村ともいう。享和三年(一八〇三)の仮名付帳は「もがくち」と訓じている。「朝倉始末記」によれば、享禄の錯乱に乗じ、賀州三ヵ寺派支援のため加賀へ侵攻した越前の朝倉教景は、寺井(てらい)(現寺井町)の陣において享禄四年(一五三一)「十一月二日ニ諸陣ヘ人ヲ遣シ、明日ハ原・麦口・山内ヲ攻候ベシ」と触を出している。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by