デジタル大辞泉 「不感時間」の意味・読み・例文・類語 ふかん‐じかん【不感時間】 検出器などで、ある事象を検出したあとに、次の事象を検出できるようになるまでの時間。一般に放射線測定器などでは、放射線が入射したあと、次の放射線が入射しても検出できない時間があり、状況に応じて測定値を補正する必要がある。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「不感時間」の意味・わかりやすい解説 不感時間ふかんじかんdead time 放射線の検出器に1個の放射線が入射したあとの一定の作動準備の時間中には次の放射線が入射しても検出器は作動しない。この時間を不感時間という。たとえばガイガー=ミュラー計数管では,放射線の入射により生じた多数の陽イオンが中心の陽極付近に数百マイクロ秒の間残留し,そのため管内の電界が弱まって,次の放射線が入射しても放電しない。大強度の放射線測定では不感時間による数え落しの補正が必要である。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by