不経(読み)ふけい

精選版 日本国語大辞典 「不経」の意味・読み・例文・類語

ふ‐けい【不経】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ( 形動 ) 常道からはずれること。常軌を逸すること。道理に合わないこと。また、そのさま。
    1. [初出の実例]「あまりことない事を云ほどに、不経な様なぞ」(出典:史記抄(1477)一二)
    2. [その他の文献]〔春秋左伝‐襄公二六年〕
  3. ( 「時を経(へ)ず」の意から ) 間(ま)もないこと。
    1. [初出の実例]「火出来者、不経遣 打滅已畢」(出典:左経記‐長和五年(1016)二月八日)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「不経」の読み・字形・画数・意味

【不経】ふけい

常法にそむく。〔書、大禹〕其の不辜(ふこ)(無実)をさん與(よ)りは、(むし)ろ不經に失せん。

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