常法(読み)ジョウホウ

デジタル大辞泉 「常法」の意味・読み・例文・類語

じょう‐ほう〔ジヤウハフ〕【常法】

ある場面には必ず通用される規則一定のきまり。
長崎表での蘭館への出入は―があって」〈菊池寛蘭学事始
いつも使う手段・方法。「腹痛遅刻は彼の常法だ」

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精選版 日本国語大辞典 「常法」の意味・読み・例文・類語

じょう‐ほうジャウハフ【常法】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 公にきまった一定の規則。また、さだまって変わらない法。
    1. [初出の実例]「我々所にあらざれば、諸仏の法なるべし、ただこれ諸仏の常法なり」(出典:正法眼蔵(1231‐53)出家功徳)
    2. 「長崎は、御常法ありて、猥りに旅館への出入はならぬ事なるに」(出典:蘭東事始(1815)上)
    3. [その他の文献]〔春秋左伝‐文公六年〕
  3. 通常の方法。

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普及版 字通 「常法」の読み・字形・画数・意味

【常法】じようほう(じやうはふ)

定則。〔左伝、文六年〕(趙)宣子、是(ここ)に於てか始めて國を爲(をさ)め、事典を制(つく)り、法罪を正し、獄刑を辟(ひら)く。~りて、以て大傅陽子と、大師賈佗(かた)とに授く。(こ)れを晉國に行はしめ、以て常法と爲す。

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