与世山親方八重山島規模帳(読み)よせやまうえーかたやえやまじまきもちよう

日本歴史地名大系 の解説

与世山親方八重山島規模帳
よせやまうえーかたやえやまじまきもちよう

成立 乾隆三三年

写本 県立図書館比嘉春潮文庫・愛知県西尾市立図書館岩瀬文庫など

解説 首里王府から八重山在番・頭に布達された文書宮古の頭らの要請で、王府から宮古へ派遣された与世山(漢那)親方朝昌ら検使一行は、さらに八重山の旧制も正すべく同三二年一〇月―同三三年六月に八重山の実情視察。二二五条の改革すべき諸点が王府の裁可を経て布達された。役人綱紀から百姓の生活にまで及ぶ王府の八重山統治の規定書。このとき同時に布達された与世山親方八重山島農務帳・与世山親方八重山島杣山職務帳・八重山島小与座公事帳も残る。

活字本 沖縄旧法制史料集成三、「沖縄県史料」前近代六、石垣市史叢書二

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android