与世山親方宮古島規模帳(読み)よせやまうえーかたみやこじまきもちよう

日本歴史地名大系 「与世山親方宮古島規模帳」の解説

与世山親方宮古島規模帳
よせやまうえーかたみやこじまきもちよう

成立 乾隆三三年

写本 豊見城常任氏(多良間本)・琉球大学附属図書館(琉大本)

解説 首里王府から宮古在番・頭に布達された文書。宮古の頭の要請で、王命により与世山親方朝昌ら検使一行八人は乾隆三二年三月から一〇月に宮古の状況を視察。二四三条からなる報告書は王府の裁可を経て布達された。役人綱紀粛正を通して百姓にまでそれを徹底させており、生産を増大して貢租収納を確実にするのがねらい。同時に布達された農務帳は存在しない。

活字本平良市史」三、「沖縄県史料」前近代一、「多良間村史」二

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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