ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「与野党対決法案」の意味・わかりやすい解説 与野党対決法案よやとうたいけつほうあん その成立をめぐり,与党と全野党とが激しく対立する議案。一般には税制,防衛などイデオロギーがらみのものが中心であり,提出法案の1割ほどがこれに当たる。与野党対決法案は議事日程の決定から与野党が対立し,一般に会期の後半に審議が始まるのが常となっている。審議に当たっては,本会議で趣旨説明がなされ,採決では,記名投票が行なわれる。また,与野党が激しく対立するため,野党の審議拒否や与党の単独審議など異常な審議過程が出現する傾向があり,国会に対する国民の不信を生む原因ともなっている。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by