うし‐みつ【丑三】
- 〘 名詞 〙
- ① 丑の刻をさらに四つに分けた第三刻。定時法では、おおよそ今の午前二時から二時半ごろ。不定時法では、おおよそ午前一時から二時頃まで、江戸時代後半にはおおよそ午前二時から三時の間。転じて、真夜中。丑三時。
- [初出の実例]「子(ね)ひとつよりうしみつまであるに」(出典:伊勢物語(10C前)六九)
- ② ものの新古を刻限で表現する俗語の一つ。品物、ことに衣類などがはなはだしく古びているさまをいう。
- [初出の実例]「うしみつともおぼしきひちりめんの下おび」(出典:洒落本・客衆肝照子(1786)河岸)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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