且座(読み)サザ

デジタル大辞泉 「且座」の意味・読み・例文・類語

さ‐ざ【且座】

千家茶道の七事式しちじしきの一。客三人ととう亭主)・半東はんとう(亭主の補佐役)の五人で催す。正客しょうきゃくは花を生け、次客は炭をつぎ、三客は香をたき、主客ともに聞く。東は濃茶、半東は薄茶を立てる。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「且座」の意味・読み・例文・類語

さ‐ざ【且座】

  1. 〘 名詞 〙 茶事一種七事式の一つ。客三人と東(とう)(亭主)、半東(はんとう)(亭主の補助役)の五人で催す。客三人のうち正客は花を生け、次客は炭をつぎ、三客は香をたいて、主客ともに香を聞く。東は濃茶(こいちゃ)、半東は薄茶(うすちゃ)をたてる、といった趣向

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android