正客(読み)セイカク

デジタル大辞泉 「正客」の意味・読み・例文・類語

せい‐かく【正客】

しょうきゃく(正客)

しょう‐きゃく〔シヤウ‐〕【正客】

客の中で、いちばん主な客。主賓
茶会における最上位の客。

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精選版 日本国語大辞典 「正客」の意味・読み・例文・類語

しょう‐きゃくシャウ‥【正客】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 正座の客。おもだった客。主客正賓(せいひん)。主賓。上客
    1. [初出の実例]「彦右衛門引き連れ伺ひませう、其代り御馳走は沢山して下されたく御正客(おシャウキャク)より此我が願ひますと」(出典:いさなとり(1891)〈幸田露伴九五)
  3. 茶会での上席の客。主客。上客。
    1. [初出の実例]「絵賛ある掛物にしも打むかひ〈可頼〉 正客ぶりの挨拶はよき〈正章〉」(出典:俳諧・紅梅千句(1655)一)

しょう‐かくシャウ‥【正客】

  1. 〘 名詞 〙しょうきゃく(正客)

せい‐かく【正客】

  1. 〘 名詞 〙しょうきゃく(正客)

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普及版 字通 「正客」の読み・字形・画数・意味

【正客】せいきやく

正賓。

字通「正」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

世界大百科事典(旧版)内の正客の言及

【茶事】より

…それには,文学,歴史,美術工芸,食文化,民俗の百般にわたる教養が必要とされるのである。客は正客(しようきやく)以下,次客,三客,四客,詰(つめ)(末客)と称されるが,とりわけ正客の責任は重く,全員の意向を取りまとめて代表しなければならない。また詰は亭主が唯一席中での働きを要求できる立場で,なかば主催側に立つ進行係である。…

※「正客」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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